人体の中で、首はとても重要な場所です。
いくら検査をしても異常が見つからず何年も悩まされ続けた、めまいや頭痛、自律神経失調などが、首を治療していくことで速やかに良くなってくるケースがいっぱいあります。
なぜ首が原因でさまざまな症状が起こるのでしょうか?
そして、どのように大成堂ではその首を治療していけばよいのでしょうか?
この記事の目次
鍼灸の本場中国では、首の症状を5つのタイプに分類しています。
タイプ①:首型
タイプ②:神経根型
タイプ③:脊髄型
タイプ④:椎骨動脈型
タイプ⑤:交感神経型
同じ首の問題でも、タイプによって出てくる症状は違います。
それぞれを少し詳しくみていきましょう。
長年の姿勢の悪さや、疲労の蓄積、または、むかし首を痛めたことがあって、それが治りきっていないこと等が原因となるタイプです。
マクラが合わずに、朝起きると首が辛い人もこのタイプです。
首の筋肉や、首の骨(頸椎)を取り巻く靭帯などに問題があります。
このタイプの人は、寝違えになり易い場合が多く、いつも首が凝っていて、首をしょっちゅう動かしたくなります。
頭痛をともなう場合が多く、後頭部やこめかみに痛みを感じやすいのが特徴です。
首型が長期にわたると神経根型に発展するケースが多く、いわゆる頸椎症と呼ばれる症状のタイプです。
首の痛み、こわばりに加えて、首から出ている神経に沿って肩・腕・背中・手などに、だるさ・痛み・しびれ等が出ます。
重症になると、手の筋肉の委縮、筋力低下が出てきます。
話題にも取り上げられることのあるストレートネックは、首型と神経根型の中間から神経根型あたりに位置しています。
首の骨の中を通る、脊髄が圧迫されるために起こるタイプです。
首の骨の変形や、椎間板の突出などによって発症します。
手足に力が入らなくなり、物を落としやすくなったり、歩く時につまずきやすくなったりします。
重症になると、手足の麻痺が出てきます。
基本的に、この脊髄型は鍼灸の適応から外れますが、鍼灸で症状が軽くなるケースも多くあります。
これは、首の骨の中を通る動脈(椎骨動脈)が圧迫を受けて、血液の流れが悪くなることで、いろいろな症状が起るタイプです。
脳への血流が悪くなることで、
頭痛
めまい
目の症状
ふらつき
などの症状が起こります。
不眠、記憶力の減退、精神抑鬱などの症状が起るケースも有ります。
これは、首の病変から自律神経に影響が及んだタイプです。
自律神経系の影響が及ぶ範囲によって、脊髄型の症状や、椎骨動脈型の症状も現れる場合があります。
首には迷走神経という副交感神経が通っています。
この迷走神経が影響をうけることで、体が交感神経優位の状態になってしまいます。
また、迷走神経は体のさまざまな部分にまで伸びているので、全身にトラブルが発生する可能性があります。
目:ドライアイや眼瞼下垂、目のかすみ、飛蚊症など
耳:聴力減退、耳鳴り
喉:梅核気、喉の炎症
鼻:慢性鼻炎、鼻水
口:口内炎、歯痛
頭痛、めまい、慢性疲労
手足、頭首の発汗異常
動悸、血圧不安定、情緒不安定
などなど、バラエティーに富んだ症状の原因となります。
また、首には星状神経節という交感神経のかたまりも存在しています。
正常神経節ブロックという言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、これは交感神経の過緊張を抑えて副交感神経を高め、自律神経系、免疫系、ホルモン系のバランスを整えるものです。
大成堂の首治療にも同様の効果が期待でき、これにより自然治癒力を高められると言われています。
さまざまな症状を引き起こす、首のトラブルですが、大成堂が得意とする首の治療で改善しているかたがたくさんいます。
首が原因で、長年めまいに悩まれ体が衰弱し、ご家族の方が葬式の準備を考えるようにまでなった方が、現在では元気に生活をされるようになったケースもあります。
大成堂の首治療ですが、まずは大成堂の治療にあるように、基本的な流れの治療を行っていきます。
更に、首をゆるめるための治療が加わります。
首をゆるめるための治療は、二段構えになっています。
最初は柔の鍼です。
手足の中で首のゆるむツボみつけ、鍼灸治療をします。
一定期間、柔の鍼での治療を行った後、効果の出かたが遅い場合、あなたのお体の感受性を見ながら、剛の鍼の首鍼を加えて行きます。
この柔の鍼と剛の鍼の二段構えこそ、大成堂が首の治療を得意とする理由なのです。
・めまい
・頭痛
・首肩こり
・ストレートネック
・寝違え
・頚腕症候群
・むちうち
・自律神経失調症
・慢性疲労症候群
・VDT症候群
・ドライアイ
・眼痛
・耳鳴り
・難聴
・女性ホルモンバランスの乱れによるPMS(月経前症候群)や更年期障害
※女性ホルモンバランス療法と組み合わせての治療
これらの症状だけでなく、首を治療することで、さまざまな症状が結果的に良くなるケースがあります。
大成堂中医針灸院
院長 藤田 勇
脳の反射を利用した刺さない鍼を用いて、
病院で検査や治療を受けても解消しない体の悩みに
どうしていいのかわからない人たちを治療。
大学病院(日本医科大学・自治医科大学)で
計10年以上鍼灸外来を担当。
鍼灸臨床歴20年、のべ19,000人以上を治療。
刺す鍼から、刺さない鍼へ
刺さない鍼は、ハーバード大学で認められた鍼灸治療スタイルと、
中国でレジェンドと呼ばれる老師達に学んだテクニックを組み合わせ、
日本で多くの先生達から学んだ知識と技術、
解剖学、生理学、心理学といった西洋医学の知識、
さらに20年の臨床現場での経験を組み合わせて熟成させた、
大成堂オリジナルの技術。
(昼休み13:30~15:00は電話がつながりませんので、LINEかメールをご利用ください)